大検に替わる高認という制度

高認とは

高校を卒業した人よりも退学した人の方が詳しそうです。

高等学校卒業程度認定試験のことを高認、もしくは高卒認定といいますが、人に よってはいまだに大検と表現することもあります。 大検とは大学入学資格検定のことで、現在ではその制度は廃止されているので もうありませんが、それに替わるものとして高認は生まれました。

続きを見る

大検との違い

高認と大検は得られるものは同じですが過程はやや違います。

手に入れた後にどこに進むかは大検も高認も似たようなものですが、手に入れる 方法は両者全く同じではありません。 大検を受けた人ならご存知でしょうが、試験科目は9科目あったはずです。 9つのジャンルの知識を習得して臨む、それが大検だったのですが、高認では 8科目になったので少し楽になったといえるでしょう。

続きを見る

高認受験の資格

みんなが受けられるようにと、厳しい資格は設けられていません。

素晴らしい制度の高認ですが、必要そうな人なら誰でもこの恩恵を受けられる ようにとかなり開放的な間口となっています。 多くの人が受けられる、これが高卒認定を普及させるのにも重要ですし、とても 良い発想で考えられていると思います。 これがもしも高校を中退した人の2%しか受けられないほど厳しい受験資格と なっていたら、せっかくの素敵な制度も利用者の数は少ないままで、「このおかげ で人生をやり直せました、ありがとう」とお礼を言う人もあまりいなかったでしょう。 良いものはみんなが使えるように、ということなのでしょう。

続きを見る

高卒の資格ではない

高認に合格しても履歴書の学歴に高卒とは記載できません。

高卒認定はあくまで高等学校を卒業したのと同等の学力を有すると認定するため の試験ですので、高校を卒業した扱いにはなれません。 大学を受験するに値する、それだけですから学歴は高卒にはなれません。 中学校を卒業して高校に入学、秋には一身上の都合で中退した後に高卒認定に 合格したとしても、履歴書に書き込める最終学歴は中学卒業となります。

続きを見る